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メッセージ
はじめまして、小松沙季です。
バレーボールの現役を引退し、新たな道へ進もうとしていた矢先、両下肢麻痺になりました。
リハビリすれば治るだろうと楽観視していましたが、1年経っても思うように回復せず
自分ではどうすることもできない日々に戸惑いながら過ごしていました。
そんなときパラカヌーに出会い、悶々としていたアスリートの熱を向ける場所を見つけることができました。
新しい自分を知るきっかけをくれた関係者には感謝しています。
ワールドカップへ出場させてもらい、素晴らしい経験もしました。
カヌーを始めてからあまりに早い展開で、
まわりの評価に自分の気持ちがついていけなかったこともあります。
でもいま、
「東京2020パラリンピック」に出場し、次の「パリ2024パラリンピック」に向けて
自覚と覚悟をもって新たなひと漕ぎを始めようと決心し進み始めました。
さまざまなご意見があると思いますが、この私の決意は決して生半可なものではありません。
五輪が開催されようがされまいが、日々最善のトレーニングを行い、前進し続けています。
やるからには一流のパラカヌー選手をめざします。
そして、私が本気で何かに取り組むことによって、障害をもつ人も障害をもたない人もどんどん外へ出て、何かにチャレンジできるきっかけや環境作りに貢献できたらいいなと思います。
沙季からみなさまへ
ひとりでは見られない景色を、一緒に
誰にでも、自分ひとりの力では見られない景色があると思います。
私ひとりの頑張りだけでも、応援してくださる方々だけでもたどり着けないけれど、
私とみなさんの思いが一致したとき、
”まだ見たことのない景色”を一緒に見られるんじゃないかと思っています。
一緒に頑張りましょう!